2018/01/24 垣内副会長、山田役員、安井役員が日本語学校進路指導研究会のベトナム大学視察ツアーに参加しました

当センターの垣内哲副会長、山田貴彦役員、安井友美役員が日本語学校進路指導研究会主催のベトナム大学視察ツアーに参加しました。

ベトナム国家大学ホーチミン市校の社会人文科学大学、工科大学、師範大学に加えて、

現地日本語教育機関のドンズー日本語学校を訪れ、ホーチミンにおける日本語教育の実情と日本留学の需要に関する意見交換を行いました。

 

「入学時には日本語がまったくわからなかった学生が卒業時にはN2レベルになる」(社会人文科学大学・フィン・トロン・ヒエン日本学学部長)、

「アクティブラーニングを導入しているが、受身の授業に慣れているベトナム人の若者からは『教員が授業をする気がない』というクレームがつく」

(師範大学・レ・ティ・ホン・ガー越日学習開発センター所長)など、現地でしか知り得ない日本語教育の実態に触れることができました。

 

日本語学校進路指導研究会は日本語学校の進路指導教員が集う非営利団体として平成24年に発足しました。

高等教育機関や企業の関係者を招き、留学生の進路に関わるさまざまな勉強会を開催しています。

 

垣内副会長

「ベトナムでは大学の学士課程を卒業すれば就職できるという事実を知りました。

日本でもそうですが、若者は人文社会系の大学院進学に興味がないようです。

ベトナム人留学生が専門学校に進学する理由が理解できました」

 

山田役員

「日本語が学べる学部はとても人気があるということを知りました。

ベトナムに進出している日系企業に入りたいと思う学生が多いからだそうです。

そのために、一生懸命日本語を勉強している学生が印象的でした。」

 

安井役員

「このツアーでなければ聞けない話(ベトナム大学事情)を沢山聞くことが出来ました。

大学2年次にはN2を取得し3年次からは日本語使って歴史や地理など日本を研究する授業を受けたり、

最近はIT系以外にサービス業の日系企業が増え、そこに就職したい学生が増えたりしていると知り、

普段私たちが接しているベトナム人学生と現地の大学で日本語を勉強している学生のニーズが違うと実感しました。」

 

 

  

社会人文科学大学の入り口                        工科大学で学ぶベトナム人学生

 

  

師範大学の外観                             ドンズー日本語学校の外観

 

     

師範大学レ・ティ・ホン・ガー所長(中央)の説明を聞く垣内副会長(右)

 

ドンズー日本語学校グェン・ドック・ホーエ校長(右)の説明を聞く垣内副会長(中央)と山田役員(左) 

 

 

左から安井役員、垣内副会長、山田役員

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